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源義朝と父の源為義の不仲について [平清盛感想]

源義朝と父の源為義の不仲についての理由をまとめます。

大河ドラマ 平清盛でも二人の不仲の描写がありますけれど、史実ではもっと不仲だった事実があります。

前回の記事でも書きましたが、源義朝が自らつくった基盤の東国の地を父親の為義が次男であり義朝の弟にねらわせ、それを阻止するために義朝は長男に自らの弟を討たせたという史実があります。

それの報復でさらに弟がでてきて、一触即発の状態だったようです。

そのように血をわけた肉親同士が殺しあうことになった原因であろうことをまとめます。

源義朝は東国に基盤をつくり、長男に東国を任せて京にもどります。そして、正室・由良御前との間に嫡男(3男)の頼朝ができます。

源義朝は院近臣の妻の実家の後ろ盾も得て、鳥羽院や藤原忠通に近づき出世します。その出世は河内源氏50年ぶりの高い官位で検非違使に過ぎない父・為義の立場をはるかに超えます。

こういった流れで、藤原摂関家を背景とする為義:鳥羽院と結びついた源義朝は対立することになったという考え方もあります。

大河ドラマ 平清盛でも昔のまま藤原摂関家に使える父の為義とそれに反発する源義朝が描かれていますね。

この流れで先に述べたように一族で殺しあうことになるのか疑問です。

大河ドラマ 平清盛では源義朝は源為義の嫡男で源氏の棟梁の御曹司として描かれていますが、最近では、そうではなかったという説が出ているそうです。

その理由は、源義朝の弟が官位を得ていた時期に兄の源義朝は官位がなかった事実があるそうです。

無位無官だったので源義朝は東国へ行ったということになります。

嫡男で跡取りならば弟が官位を得ていて、自分が官位を得ていないなんてことあるわけないので、源為義と正室の子ではなかった。だから跡取り、御曹司ではなかったと考えられます。

なので、自らの力で基盤をつくったということになり、そこへ、源為義が次男で跡取りの息子を送り込み奪おうとするという構図になります。

庶子であり跡取りでなかったとなれば、この争いも理解できます。

そして、この対立のまま保元の乱で戦い、源義朝自ら父親を処刑することになります。

この辺も大河ドラマでどう描かれるか楽しみです。
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源義朝と平清盛2 と源為義の不仲について [平清盛感想]

源義朝と平清盛についての続き

源義朝はそのようにライバルの清盛に比べ家の力は低かっのですが、東国で在地豪族を自ら傘下に収め新たな勢力圏をつくっていきます。

大河ドラマ 平清盛でもそのような描写がありますね。

この自分でつくった傘下の東国武士の力を使って保元の乱で武功をあげます。

保元の乱を味方として戦った平清盛よりも武功をあげたのではと言われていますが、その後の恩賞は清盛に比べ格段に低かったそうです。

その差から、恩賞の差を付けた信西(天皇の側近となっている)をうらみ、クーデターを起こし平治の乱となったという説や藤原信頼(大河ドラマ16話ではまだ登場していない)がクーデターの主犯で巻き込まれたという説もあります。

調べていておもしろい話がありました。

大河ドラマで源義朝と父親の源為義の不仲が表現されていますが、

史実では源義朝が自らの力で基盤とした東国を源為義が次男であり義朝の弟の義賢に狙わせて、義朝はそれを防ぐために長男の義平に弟の義賢を討たせた。それの報復でさらに弟が出てきて・・・という話があります。

ややこしいですが、源義朝側の陣営と父親の源為義側の陣営の親族同士で殺し合いをしていたということです。

大河ドラマでの描写以上に親子で不仲だったようです。
なぜそのように不仲になっていったのか、背景を次回書きます。
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源義朝と平清盛 [平清盛感想]

源義朝と平清盛の関係と大河ドラマ 平清盛での描写、歴史的史実を交えてまとめます。

学校の歴史では源義朝について触れる機会が少ないので、源頼朝に比べて、源義朝と平清盛の関係性についてイメージがわきにくいですが、大河ドラマ 平清盛という映像を見ることによって二人が同年代でライバルだということがわかりやすいですね。

平清盛は財をたくわえた平氏一門棟梁の御曹司で恵まれているのに対して、源義朝は、源氏一門棟梁の御曹司とはいえ源氏一門は内紛により弱体化していたうえに源義朝の父である源為義の問題行動で官位が低くなっていたようです。

大河ドラマ 平清盛でもそうような描写が見えますよね。松山ケンイチさん演じる平清盛が育ての親の平忠盛と血のつながりがないとはいえ、平氏一門の御曹司として若くして官位も高くなっていきますし、領地もまかされます。

それに比べて、玉木宏さん演じる源義朝は源氏の御曹司とはいえ、父親の立場も官位も低く藤原摂関家にいいように使われている状況です。

それぞれの父親役の中井喜一さんと小日向文世さんで、平清盛と源義朝の状況がわかりやすいですよね。
ドラマの一話目のナレーションでも源氏がみくびられているというより小日向文世さん演じる源為義がみくびられていたのではと言っていますよね。

源頼朝役でナレーションの岡田将生さんが祖父の源為義をそのように言っていましたね。

源義朝と平清盛の関係について続きは次回書きます。
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平清盛 平忠正2 [平清盛感想]

そのような全く立場が違う状況で忠正が兄で棟梁の忠盛に次期棟梁のことを意見できるわけがないわけです。

このような立場の違いから平忠正は兄の平忠盛とその子の平清盛と仲が悪かったという話もありますが、このような状況を考えると仲が悪いというよりは、平忠正が兄の平忠盛とその子の平清盛を羨むとか嫉妬するという状況であり、忠盛、清盛親子が忠正に対してどうか思うという状況ではないと考えられます。

あまりにも立場と力が違うので警戒するということもなさそうです。

そして、平忠正は崇徳天皇につき、鳥羽上皇により職からはずされ藤原頼長の私兵のような立場になっていたので、保元の乱でも鳥羽上皇が亡くなってもその流れをくむ美福門院派、後白河天皇、藤原忠通達の側ではなく、崇徳上皇、藤原頼長側につくのが自然ですね。

一方、平清盛は元々、鳥羽上皇から可愛がられ、信西達とも交流をもっていますから、そちら側である美福門院派、後白河天皇、藤原忠通達の側につくのが当たり前ですね。

そして、平清盛と叔父の平忠正は戦うことになり、平清盛は勝ち、叔父の平忠正を処刑することになります。

この辺が大河ドラマの平清盛ではどのように描写するか楽しみです。
源氏の親子の戦いも保元の乱ではありますしね。
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平清盛 平忠正 [平清盛感想]

平清盛 平忠正について大河ドラマ平清盛での描写と疑問点、史実に基づく関係性などをまとめます。

大河ドラマの平清盛のように実際も平清盛と平忠正は仲が悪かったのか?
保元の乱で平清盛と平忠正の陣営が別になり戦ったのはなぜか?

大河ドラマの平清盛では仲が悪いというか平氏の血でなく軽率な行動をとる平清盛を嫌っている平忠正ですが、清盛の子が不安がっている時に

「左様なことは断じてない。誰も好き好んで血の繋がりのあるなしでは争わぬ。つまらぬことは考えず、生まれてくる子をうんと可愛がってやれ。」と言いましたよね。これは、清盛のことを血のつながりがないからといって好き好んで文句を言っているわけではない。という気持ちにもくみとれますし、自分に言い聞かせている様にも思えます。

この描写は保元の乱で深みを持たせるための複線ですよね。ただ仲が悪いからといって敵になって戦うのではないというのを視聴者にも伝えようとしていますよね。

実際には二人は仲が悪かったのか?平忠正は平清盛と仲が悪かったというだけでなく、兄の平忠盛とも仲が悪かったという話もありますが、信憑性はどうでしょうか。

大河ドラマの平清盛では、兄の平忠盛を支え平氏一門のことを考えるからこそ平清盛をうとみ、次の棟梁にすべきではないと言っていましたが、実際には、そんなことを言える立場ではなかったことがわかっています。

兄の忠盛は父から受け継いだ財産もありながら、要職を歴任し財をもっていたが、忠正は崇徳天皇の御監という役職につき、『長秋記』によると鳥羽上皇により職からはずされ、その後は官職につくことなく藤原頼長の車を郎党を率いて警護するという私兵のような立場であったそうです。

続きは次の記事で
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平清盛 感想 16話 [平清盛感想]

平清盛 16話 さらば父上 感想と藤原摂関家の政争についてわかりにくい点など気になることを調べて記載します。

平清盛では、登場人物の年齢がわかりにくいですね。1話ごとに1年程度たっていますが、16話で平忠盛が亡くなった時点での平清盛の年齢は36歳。

36歳にしては、落ちついていない性格描写になってますね。現代だったら36歳でもこんなもんかもしれませんが、平安時代で一族を背負う棟梁になる36歳にしては、なんか違う気がしますが、演出の問題ですかね。

平清盛役の松山ケンイチさんは演技うまいですから、まだこれだけましに見えるんでしょうね。

平清盛が年をとるにつれ、渋くなっていくんですかね。平忠盛の中井喜一さんの演技はしぶくて良かったですね。武士で平氏の棟梁として威厳があって、大河ドラマって感じでした。

平清盛もそうなっていくんですかね。

あと、保元の乱につながっていく藤原摂関家の争いが気になりますね。

大河ドラマ 平清盛では、藤原忠実の子で兄の藤原忠通と弟の藤原頼長(山本耕史さんが演じて人気ですね)が争っていますが、父親の藤原忠実が弟の藤原頼長を可愛がっているので、兄から権力をとって弟の藤原頼長に渡しているとうふうに描かれています。

ただ、史実では藤原忠通にずっと子ができなくて弟の藤原頼長を養子にして次の藤原氏長者にするということだったのに、藤原忠通に子どもが出来てしまって、子どもに跡を継がせたくなってもめはじめたところに、美福門院の思惑などが絡んで、争いが激しくなっていき、保元の乱につながっていくみたいです。

保元の乱は平清盛 16話の3年後ですから、もう少しかもしれませんね。

大河ドラマの平清盛では平清盛と仲が悪かった叔父の平忠正と平清盛は保元の乱で戦い、平清盛が叔父の平忠正を処刑することになりますが、このあたりがどのように表現されるか楽しみです。
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山本耕史 藤原頼長 [平清盛感想]

山本耕史さん演じる藤原頼長と摂関家のことが平清盛を見ていて気になったので、調べたことを書きます。

山本耕史さん演じる藤原頼長は、兄の藤原忠通と対立したが、藤氏長者(とうしのちょうじゃ 藤原氏一族全体の氏長者のこと)として規律を重んじて粛清などを行ったが、苛烈で妥協を知らないので評判が悪く「悪左府」と呼ばれた。

政敵の美福門院・忠通・信西らに追い詰められ、保元の乱で敗死した。

山本耕史さん演じる藤原頼長は兄の忠通の養子となっていました。忠通に子どもが出来ていなかったからだそうですが、1125康治2年(1143年)に忠通に基実が生まれ、忠通は摂関の地位を自らの子孫に継承させたくて、忠実、頼長と対立することになるそうです。

大河平清盛では分かりにくいですが、15話あたりで少し見えますよね。

大河平清盛の15話では頼長の養女 多子が入内し、忠通は藤原伊通の娘 呈子を養女に迎える。呈子は美福門院の養女で連携をとろうとした。

鳥羽法皇は対立を退けるために多子を皇后、呈子を中宮としたけれど、忠実・頼長と忠通の対立は悪化していて修復できなかった。

ここからは、平清盛の16話の内容になりますので、ネタバレありです。

忠実は、源為義・源頼賢達に命令し摂関家の正邸の東三条殿や宝物などを接収し、藤氏長者の地位を剥奪して頼長に与え、忠通と関係を切ったそうです。

その後も山本耕史さん演じる藤原頼長の立場が強くなっていくが、鳥羽法皇は先の入内問題のように中立というか、関係なというか、はっきりさせずに忠通を関白に留任させながら頼長に内覧にしたそうです。それで関白と内覧が並立する異常事態となった。

内覧は通常、関白もしくは摂政がなるもののようです。
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平清盛 感想 15 [平清盛感想]

平清盛 感想 15話についてと登場人物について書きます。

平清盛は最初から期待してみていますが、おもしろいところと、ちょっと・・・と思うところがあります。

私個人としては、平忠盛役の中井喜一さんの演技さすがですよね。重厚な雰囲気になりますよね。

それと、平清盛を支える平盛国役の上川隆也さんの演技もいいですよね。

ただ、15話ではでなかったけれど、加藤浩次さんがでるところは何か薄っぺらくなりますよね。ちょっとした息抜きというか笑いのキャラとして入れられているんでしょうけれど、せっかく渋い雰囲気が軽くなりますね。

それと、深田恭子さんの演技もそうですよね。なんか薄くなりますね。

最初は期待して見ていて、海賊征伐あたりからつまらないなと思っていのですが、14話、15話は良かったですね。

藤原頼長役の山本耕史さんの演技もいいですよね。平忠盛に家盛とのやりとりを話すところの意地の悪さの出し方などいいですよね。

14話で家盛と肉体関係をつくり、それを平忠盛に話すのも演技がうまいから本当にそういう気がありそうに見えるくらいですし。

それから、平清盛15話では、摂関家の争いや平清盛16話の予告で源氏のいざこざが気になりました。
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